はじめに
本ページでは東京ベイシーバスゲームフェスティバル約30年ほどの釣果を振り返り、参加人数・総釣果・サイズ別シーバス分布についてファクトと共に実行委員会独自の考察を語っていく。学術的な裏付けのない、あくまでもデータと現場の声を組み入れた考察であることをご承知いただき読み進めていただければ幸いである。
まずは、上記マスターファイルをご覧頂きたい。
過去データが存在していたのは、1992年第8回大会からであった。本フェスティバルの過去30年を累積すると9815匹、40周年記念大会までには1万匹到達するであろうと想定される。累積参加者数ものべ5千人に到達しようとしており、歴史の深さを物語っている。
1992年第8回大会の参加者は124名であったが、その後5年で3倍に増えているのがお分かりいただけると思う。これに合わせて釣り上げ引数も右肩上がりとなっているが、釣り上げ匹数がピークを迎えたのはそれから数年後であった。この変化が示すものが、参加者の技術の向上なのか? 釣り道具の進化なのか?はたまた外的環境要因によるものなのかは未だに謎である。実行員メンバーの中で東京湾アクアラインとの因果関係を問う声もあったが、アクアラインの完成は1997年であるため相関関係は低いと考えている。
続いて着目したのは、参加者1名当たりの釣果である。2000年以降になるとこれまでは1匹台であった参加者1名当たりの釣果が平均2.5匹を超えている。参加者の増減に関わらず1名当たりの釣り上げ匹数が増えている点は非常に興味深いと感じている。しかし、開催時期や釣行時間に変化があったわけではないので、これほどの差が出ているのは何か要因があると思うが、未だに解明は出来ていない。